こんにちは、hokkyokunです。
VTIというETFを知っていますか?
米国市場全体の動きをとらえる
CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指標があり、
VTIはこの指標と連動するETFです。
このVTIと同様の動きをする(=同じインデックスを指標とする)
投資信託があります。
残念なことに(選べるから幸い?)有名な投資信託に
楽天・VTI
SBI・V・全米株式
の二つがあります。
どちらを買えばいいかよくわからないと思うので
これらをコスト(信託報酬)と利益の高さ、インデックスと相関性で比較し、
どちらを選ぶべきか徹底検証してみました。
結論
ざっくり結論ですが、
楽天・VTIをおすすめします。
SBI・V・全米株式の方がコストが安いのですが、
積立投資のシミュレーションをしてみるとほとんど利益率に差はありませんでした。
それよりも保有数量によって証券会社からもらえる保有ポイントが楽天・VTIの方が優遇されています。
総合的に言うと、保有ポイント狙いで楽天・VTIを買う方がよいと考えられます。
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(時期によりますが8千円分以上のポイントが通常経由よりつくことも多いです)
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全米に投資できる(VTIと同じ)投資信託
VTIと同じ動きをする、米国市場に投資できる投資信託は以下の二つです。
SBI証券で購入可能です。
略称 | 正式な名称 | 指標 | 設立 |
---|---|---|---|
楽天・VTI | 楽天-楽天・全米株式 インデックス・ファンド | CRSP USトータル・ マーケット・ インデックス(円換算ベース) | 2017/9/29 |
SBI・V・全米株式 | SBI-SBI・V・ 全米株式インデックス・ファンド | CRSP USトータル・ マーケット・ インデックス(円換算ベース) | 2021/6/29 |
正式名称は非常に長いので
以下は簡単な略称で説明させていただきます。
信託報酬(コスト)と保有ポイント
次に保有することでかかるコスト(経費)と
保有することでもらえるポイント(保有ポイント)を見ていきましょう。
投資信託は運用を代行してもらうことになるので、
経費が掛かります。
保有するだけでかかる経費を信託報酬といい、
投資信託でかかる経費の代表格です。
これ以外にも信託財産留保額など解約時かかる場合もありますが、
今回挙げた投資信託はすべて、無料のため省略しました。
ファンド名 | 純資産 | コスト (信託報酬) % |
SBI証券 保有ポイント % |
マネックス 保有ポイント % |
---|---|---|---|---|
楽天・VTI | 1,298,306百万円 | 0.1620 | 0.050 | 0.03 |
SBI・V・全米株式 | 219,799百万円 | 0.0938 | 0.022 | 0.00 |
コスト(信託報酬)は
SBI・V・全米株式
の方が安いね
保有ポイントは楽天・VTI
の方がいいね。
ただ、コストを考えると
SBI・V・全米株式のほうが
よさそうに見えるね
SBI証券やマネックス証券は投資信託を保有することで
その保有額に応じ、ポイント還元を受けることができます。
例えばeMAXIS Slim S&P500はSBI証券で保有する場合
年間0.0326%のポイントがもらえます。
仮に1000万円を保有しているとすると、
1000万円 × 0.0326% = 3260円分のポイント を年間に受け取ることができます。
ちなみに楽天証券にも保有ポイントサービスがありますが、
ある一定の保有金額達成時に一回だけわずかなポイントを得られるだけなので
ここでは考慮に入れていません。
- コスト(信託報酬)はSBI・V・全米株式の方が安い
⇒0.0938% - 保有ポイントトップは
楽天・VTIの方がもらえる
⇒0.05%
リターン比較
次にリターンを比較してみます。
最新の価格とそれから180日前、1年前、2年前、3年前の価格を比較し、
ファンド毎の騰落率を比較しました。
name | 楽天・VTI | SBI・V・全米株式 |
---|---|---|
180日比 | 10.71% (対2023-08-02比) |
12.5% (対2023-08-03比) |
一年比 | 37.95% (対2023-01-27比) |
37.3% (対2023-01-30比) |
二年比 | 46.84% (対2022-01-28比) |
47.35% (対2022-01-28比) |
三年比 | 79.95% (対2021-01-29比) |
– |
比較する日付が微妙に違うから
分かりにくいけど
SBI・V・全米株式
の方がリターン良さげだね
経費の安さの影響だね
微妙に日付が変わっているので
比較しづらいですが、
2年比は同じ2022年1月28日の値に対する現在の価格比ですので、
これを比較対象とすると
0.5%程度SBI・V・全米株式リターンが良いということがわかりました。
相関係数比較
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
との相関係数を比較してみました。
相関係数は、統計学において二つの変数間の線形関係の強さと方向を測るために使用される指標です。相関係数は通常、-1から+1までの値を取ります。
- +1の相関係数は、二つの変数が完全な正の線形関係にあることを意味します。一方の変数が増加すると、もう一方の変数も同じ割合で増加します。
- 0の相関係数は、二つの変数間に線形関係がないことを意味します。一方の変数の変化が、もう一方の変数の変化に関連していないことを示します。
- -1の相関係数は、二つの変数が完全な負の線形関係にあることを意味します。一方の変数が増加すると、もう一方の変数は同じ割合で減少します。
1に近いほど指数と
同じ動きをしていることになります。
ファンド名 | 相関係数 |
---|---|
楽天・VTI | 0.904912 |
SBI・V・全米株式 | 0.254215 |
え?どういうこと?
SBI・V・全米株式は
相関性低いってこと?
僕も最初びっくりしたんだけど
おそらく時期と為替の問題じゃないかと思う
一見楽天・VTIは相関性が高く、
SBI・V・全米株式は低いように思われますが、
そういう単純な構図ではないようです。
というのは、
SBI・V・全米株式は2021/6/29に設立
楽天・VTIは2017/9/29となっています。
相関性比較は
SBI・V・全米株式は2021/6/29~現在
楽天・VTIは2017/9/29~現在で比較しています。
この2021/6/29~現在が相関性が低い時期だったようです。
その証拠に楽天・VTIのデータで2021/6/29~現在で相関性を検証した場合
同程度の低い値となりました。
2017/9/29~現在だと極めて高い相関性が見られたのにです。
つまり、ある時期のデータで見ると相関性は極めて高いようですが、
別の時期で見ると相関性は低い場合もあるようです。
ちなみに、本家のVTIというETFで見ると
その相関性は極めて高く、2021/6/29~現在のデータで0.987となりました。
おそらくですが、為替による影響があるように思います。
急激な円安により、円換算すると資産価値が急上昇し、相関性が悪くなってしまった
というのがオチなような気がします。
よくも悪くも多くの投資信託は強制的に円建てで資産を持ちます。
円安局面では良いかもしれませんが、円高局面ではドル建てで持っていた方が有利な面も出るでしょう。
投資信託だけではなく、本家ETFで持つことによって為替のリスクヘッジが可能かもしれません。
積立投資利益
最後に積立投資の利益率を計算してみます。
為替の急上昇により、相関性がずれた疑惑があるので、
本家ETFのVTIで為替の影響がないバージョンでも利益率を比較してみました。
fund_name | profit_rate | start_date | end_date |
---|---|---|---|
楽天・VTI | 31.64 | 2021-06-29 | 2024-01-26 |
SBI・V・全米株式 | 31.65 | 2021-06-29 | 2024-01-26 |
VTI | 15.60 | 2021-06-29 | 2024-01-26 |
VTIめっちゃ低くない?
計算合ってる?
プログラムも見直したけど
ちゃんとあってたよ(笑)
それだけ為替の影響が
強かったんじゃないかな
なんか、本来の趣旨とずれちゃいましたが(笑)
為替の影響は馬鹿にできないですね
少し前でも書きましたが
昨今のインデックス投資信託万能説に異論を投げかける結果です。
インデックスが優秀なのは間違いないですが、
円だけで資産を持つのではなく、ドルで資産を持っておくことも
大事だなと思います。
本家ETFのVTI投資もお勧めですよ!
SBI・V・全米株式と楽天・VTIの違いですが、
ほとんどないですね。
長く続けば違いがもっと出るかもしれませんが、
保有ポイントで結局楽天・VTIの方が総合的にお得になるかもしれません。
このあたりはもっと時間がたってデータがそろってからじゃないと何とも言えませんが
個人的には意外な結果でした。
おすすめの投資信託と戦略
経費率や騰落率、相関係数や積立投資の利益率を比較してみましたが、
経費の違いがそこまで利益率に影響を与えないのは意外でした。
データの都合上2021-06-29~2024-1-26の短期間投資でしか比較できなかったですが、
利益率の差がわずか0.01%しかないというのは予想外でした。
今後長期で見ると利益率はもう少し差が出るかもしれませんが、
それよりも証券会社から出る保有ポイントの方が大きな差になる可能性もあります。
SBI証券では
SBI・V・全米株式は0.022%に対し、
楽天・VTIでは0.05%の保有ポイントがもらえます。
意外にこの保有ポイントを定期的にもらって再投資する方が
実は経費を気にするよりも賢い戦略なのかもしれません。
よって、お勧めは
楽天・VTIへの投資です。
そして保有ポイントをもらって再投資の原資すると良いと思われます。
- 経費の違いは利益にそこまで影響しなかった
- SBIでの保有ポイント還元率が良い
- 意外に保有ポイント再投資の方が効率化良いかもしれない。
ただし、長期投資データで見ると経費の影響が大きく影響するかもしれないので、定期的な再検証が必要
投資は自己責任です。
金融商品購入前に情報を確認し、よく考えてから購入の是非を検討してください。
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従来の投資信託に加えて、ETFや個別株も非課税対象です。
インデックス積立投資をするならクレカ積立を活用することをお勧めします。
なぜならインデックス銘柄はどこで買っても同じなのでポイント還元の質と量で決めるべきだからです。
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