ETF・銘柄比較

【おすすめはVTI】VTI(米国投資)VSVT(全世界投資) VTをお勧めしない理由

このページは 2023-02-01 に更新しました。

こんにちは、hokkyokunです。

 

米国一極集中投資のVTIと全世界に投資するVT
どっちが優れているか?

インデックス投資をしている方(検討している方)なら
一度は考えるこの究極の頂上決戦
どちらがいいのでしょうか?

色々なインフルエンサーや専門家が意見を述べていますが、
ここではバックテストで検証してみたいと思います。

バックテストとは実際の過去データから
投資のシミュレーションを行う手法です。

Pythonというプログラミング言語を用いて
過去データからシミュレーション(バックテスト)してみました。

今回は2008-06-26 ~ 2023-02-01までの期間におけるシミュレーション結果です。

※シミュレーション結果は入念に計算を行っておりますが
利益を保証するものではございません。
ご自身でご判断の上投資をしてください。

結論を述べます。

いきなりですが結論を述べます。

 
  • 2008年以降は間違いなく米国株の圧勝
    ただし、米国に有利な時代だった。
  • データが少なすぎるのでVTの実力が測りかねなる。
    今後どちらが優勢か微妙なところ
    ただし、いずれにしても米国株の影響を強く受ける
  • おすすめは米国株
    理由は全世界はまだデータが少なくどう転ぶか(より)わからない。
  • 長期投資前提なら不調が逆に好都合からも

2008年以降は間違いなく米国株一択でした。
ただし、今後はどうなるかわかりません。

個人的には米国株の方に信頼を置いています。
理由は全世界投資のデータが少なく、
全世界に投資した結論を知らないからです。

少なくとも米国株のように○○年投資すると年利○○%と
長期の利益率を具体的に示している人を知りません(私の無知もあるかもですが)

結局どちらにしても米国の影響力が高いので、
米国株が不調ならVTも(少なくとも米国株の比率が落ちるまでは)不調がある程度続くでしょう。

さて、結論を述べさせていただきましたが、
この結論にいたった経緯を以下の順番で説明したいと思います。

  1. そもそもVTI、VTって何?
  2. VTI、VTの基本スペック
  3. VTI、VTを同時に積立投資したらどれくらい差がついた?
  4. ③の結果はたまたま?
    データのある限り反復試験を行ってみた。

そもそもVTI,VTって何?

VTIとは
米国全体のあらゆる株を適切な割合で保有するETFです。
割合は時価総額が高いものをたくさん持つように計算します(アップルは高いウェイトで保有)。
3500以上の銘柄を保有し、業界大手から次世代の銘柄までカバーできます。

VTとは
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動するインデックスETFです。
新興国はおよそ1割、米国株は6割程度を占めています。
新興国など米国外の動きも取り込めます。とはいえ、米国株が半分以上なので、
どうしても米国よりの動きをします

基本スペックの比較

比較ETF(VTI,VT)の基本スペック

先ずは基本スペックを確認してみましょう

名称 VTI VT
2022年利回り 1.63% 2.14%
前日終値 204.43 92.78
年初来リターン 8.23% 8.82%
経費率 0.03% 0.07%
資産総額 284.046×10億ドル 26.879×10億ドル
現在の相場観 調整局面 調整局面
設定来平均リターン 9.28 9.64
増配率(過去5年) 5.25 3.43
増配率(過去10年) 7.46 5.14
YOC(過去5年) 2.39 2.69
YOC(過去10年) 4.88 4.56
相場観?増配率?YOC?難しい言葉がいっぱいだ

用語については以下の通りです。

  • 相場観
    株価の方向性の指標の一つです。
    52週間の最高値から現在の株価がどの程度の下落率にいるかで、
    現在の相場観が強気・調整・弱気を判断します。
    一般的に
    10%以上の下落:調整局面
    20%以上の下落:弱気相場といわれています。
  • 増配率
    前年の配当金に対し、本年の配当金が増えた割合です
    増配率が優秀であるほど、YOCが高くなる可能性が高まります。
  • YOC(イールドオンコスト)
    配当金を買ったときの株価で割った割合です。
    過去の安い株価で購入し、その後に増配が行われると
    YOCは高く、配当利回りよりも高い利回りを示します。

私はこれらの指標を

  • 相場観は今後の方向性の目安
  • 増配率は配当金の伸びの勢い
  • YOCは増配した結果の真の利回り

ととらえています。
特に増配率やYOCが高いと今後も高い配当利回りを期待することができそうです。

基本スペックはVTIとVTで互角

設定来平均リターンは
VTの方が高いですね。
VTは米国が良かった時代を多く反映しています。

VTは2008年設立のため、
比較的米国が調子のよかった部分だけ抽出しています。

よって、見かけ上高くなっていますが、
同じ期間で見ると逆にVTIの方が高いです。

リターンはVTI、利回りはVTの方がよさそうですが、
大きな差はなさそうです。

スペックはほとんど同じ

積立した場合のYOCについては
下記で後述します。

スペック的にはVTIとVTはあまり変わりそうにありません。
実際に積立した場合は変わるのでしょうか。

シミュレーションしてみましょう。

積立投資シミュレーション(バックテスト)のルールや諸条件

過去データからシミュレーション(バックテスト)した結果を説明する前に
ルールの説明をしておきます。

特に気にしないようであれば飛ばしていただいてもかまいません。

シミュレーションに用いたデータ

シミュレーションに用いたデータは
米国版YahooFinanceが提供してくれている過去データを用いました。

正確に言うと、Pythonというプログラミング言語で
YahooFinanceのデータを取得し、
データ処理を行っています。

この手法はプロのデータサイエンティストも用いる
プログラミング言語とツールを利用しています。

こんな感じでごりごりにコードを書いています。
ソースコードの様子

データから計算し、シミュレートしています。
プログラムでシミュレーションした結果

シミュレーションルール

ルールはざっくりこんな感じです。

積立シミュレーションルール
  • 毎月100ドルを月初に積立し、買えるだけ買う
  • 配当金は再投資する
  • 配当金は税金を考慮し最大限ひかれた場合を想定
  • ETFは過去データが少ないものに合わせて、
    同時に購入したと想定して比較

詳細を確認されたい方は以下の参考をご確認ください。

  • このページでは
    評価額=株価(終値) × 持ち株数 + 残高(積立や配当金で増えた現金の残り)で表示します。
  • 購入は毎月、月初日に定額100ドルを入金し
    (データ、土日の関係上必ず〇月1日ではない)、
    前回の余りと今回入金した100ドルで買える株数を限界まで買います。
  • 例えば
    残高(前回の残り)が40ドル、
    月初日課金が100ドル、
    購入単価が130ドルの場合は
    購入数:1 残高:10ドル
  • 購入金額はその日の終値で買ったと仮定します。
  • 配当金を再投資していないものと
    配当金再投資した分をシミュレーション。
  • 配当金再投資は、権利落ち日に、配当金+残高で買える分を再投資。
    (実際には権利落ち日から数日以上たってから口座に入るが、簡略化。)
  • 全てドルベースで考慮。

税金は米国と日本の両方でとられる

米国株に投資すると
日本と米国からそれぞれ課税されます。

日本の課税は条件により取り戻せますが、
ここでは簡略化のため、取り戻しはしないこととします。

下記に参考値として税金の計算方法を記載しておきます。
(本サイトの税金ルールです。正確には税関係の書籍や税務署等に確認してください。)

  • 配当金の税金は米国でかかるものと日本国でかかるものがある。
  • 米国は配当金に対し、10%
  • 日本国は米国で税金を支払った残りに対し、日本円に換算後20.315%
  • 例えば一ドル120円、配当金100ドルの場合
    米国税金:100ドル×10/100=10ドル
    日本国税金:(100ドル-10ドル)×120×20.315/100=2194.02円
  • 為替を考慮すると面倒なので、簡略化して
    米国税金:100ドル×10/100=10ドル
    日本国税金:(100ドル-10ドル)×20.315/100=18.2835
    つまり税処理後:100-10-18.2835=71.7165
  • 税処理後金額は配当金×0.717で計算すると簡易的に値が求められる。

積立シミュレーション比較

VTI,VTの投資後の資産評価額

利益を最も上げたETFを総評価額(リターン)で評価します。

大事な要素です。
一番大事といってもいいですね。

まずは金額を示します。

スタート日から丸一年ごとに評価額の途中経過がわかるようにしてみました。

日付 評価額(VTI) 評価額(VT) 更新日付
2008-06-26 100.00 100.00 2023-02-02
2009-06-26 1276.53 1314.83 2023-02-02
2010-06-28 2819.00 2729.95 2023-02-02
2011-06-27 4821.54 4655.29 2023-02-02
2012-06-26 6343.65 5619.32 2023-02-02
2013-06-26 9411.87 8275.06 2023-02-02
2014-06-26 13316.40 11810.11 2023-02-02
2015-06-26 16073.73 13785.20 2023-02-02
2016-06-27 16793.87 13779.95 2023-02-02
2017-06-26 22682.48 18914.59 2023-02-02
2018-06-26 27600.24 22655.48 2023-02-02
2019-06-26 31359.55 25271.39 2023-02-02
2020-06-26 34521.05 27124.03 2023-02-02
2021-06-28 53295.72 41048.97 2023-02-02
2022-06-27 48734.49 36924.48 2023-02-02
2023-02-01 53218.79 40979.64 2023-02-02

次は利益率で同じデータを見てみます。

日付 利益率(VTI) 利益率(VT) 更新日付
2008-06-26 0.00 0.00 2023-02-02
2009-06-26 -1.81 1.14 2023-02-02
2010-06-28 12.76 9.20 2023-02-02
2011-06-27 30.31 25.82 2023-02-02
2012-06-26 29.46 14.68 2023-02-02
2013-06-26 54.29 35.66 2023-02-02
2014-06-26 82.42 61.78 2023-02-02
2015-06-26 89.10 62.18 2023-02-02
2016-06-27 73.13 42.06 2023-02-02
2017-06-26 108.10 73.53 2023-02-02
2018-06-26 128.10 87.24 2023-02-02
2019-06-26 135.79 90.01 2023-02-02
2020-06-26 138.08 87.06 2023-02-02
2021-06-28 239.46 161.46 2023-02-02
2022-06-27 188.37 118.49 2023-02-02
2023-02-01 200.67 131.52 2023-02-02

最初の数年はほぼ変わらなかったですが、
徐々に2012年くらいから徐々に差が広がっています。

2010年代は米国の時代だったので、
米国以外にも投資しているVTは
徐々に投資効率の悪さが出ています。

時代を読み間違えても
30%ほどの差ですんだとも言えます。
  • 14年の積立でVTIの資産はVTの約1.3倍
  • 2010年代は米国の時代
    米国以外にも投資しているVTは
    資産効率が若干悪い

2008年の暴落で耐性が良かったのはVTI

長期保有すると何度か暴落をくらうことになります。

理論的には持ち続けることが正しいのですが、
これはかなり心理的に大きな負担があります。

私も2020年に保持していた時は
かなりしんどかったです。

二つの観点から評価してみたいと思います。

  1. 月利の最大下落率および最大上昇率
    ⇒瞬間的な上下が多い銘柄は持っていて不安感が生じやすい。
  2. 月利の上昇月と下落月の比率および利益率の平均値
    ⇒下落する月が多ければ、それだけ不安を生じやすい

月利の最大下落率および最大上昇率

月利の下落と上昇の最大値は以下の通りです。

ID 最大下落率 最大下落日 最大上昇率 最大上昇日 更新日時
VTI -17.38 2008年10月 15.17 2011年10月 2023-02-02
VT -20.26 2008年10月 14.71 2009年03月 2023-02-02

2008年のリーマンショック時が一番下落が強かった時です。

この時はまだ、米国が弱かったと思いますが、
VTIの方が耐性が若干高いですね。

リーマンショックの下落耐性は
若干VTIの方がよかった。

月利の上昇と下落の比率およびその平均値

こちらも理論的には持ち続けるのが大事で
中間は関係ないといえば関係ありません。

ただ、株価は毎日見たくなるもので
そこで下げた日が多いとどうしても
売却など何かをしたくなります。

月利が下落だった月と上昇だった月の比率は以下の通りです。
また、それらの平均利率を表しています。

ID 月利下落月/全体 月利上昇月/全体 下落月の平均 上昇月の平均 平均月利 更新日時
VTI 35.23 64.77 -4.63 3.72 0.78 2023-02-02
VT 38.64 61.36 -4.58 3.49 0.37 2023-02-02

米国に有利な時代なので
若干VTIの方が下落頻度は少なそうですね。

VTIの方がVTより若干下落しづらい。

配当利回りが成長したETFはVT

YOCって何?-優良株の配当利回りは育てることができる。-

YOC(Yield On Cost:イールドオンコスト)という考え方があります。

これは

YOC(%) = (配当金) / (買ったときの値) × 100

例えば
2012年に買った価格が50ドル
2021年に価格が100ドルに上昇
2021年の一株当たりの配当金は5ドルの場合

2021年時点の配当利回りとYOCを計算してみます。

  • 配当利回りは
    5 / 100 × 100 = 5%
  • YOCは
    5 / 50 × 100 = 10%

同じ配当金ですが、資産効率は向上していることになります。
当然10年20年後には資産効率の高い銘柄に投資する方が有利です。

積立投資と一括購入、どちらがYOC的に良いか?

積立投資は毎月購入するので
絶えず買ったときの価格(=平均購入単価)が変化します。

株価が上昇傾向であれば
当然積立すると徐々に購入単価はあがります。
一括購入は当時の価格のまま。

右肩上がりの優良株であれば
一括購入がYOCを効率よく高めます。

ただし、一括購入は以下のデメリットを含んでいます。

  • 購入後に暴落をくらったときにメンタルを保てるか
    ⇒積立投資は被害を軽減しやすい
  • 若いときに何十万、何百万も用意できるか。
    用意できたとして、一か所に一気に投資して不安感を抱かないか。

右肩上がりの優良株であれば
積立でも購入単価は下がるので、積立でYOCを高めていくのがお勧めです。

積立でもYOCは高められる

積立版YOCは以下のとおりです。

ETF 購買平均単価 当時の価格 配当金 利回り yoc 更新日時
VTI 2020 74.82 156.85 2.76 1.76 3.69 2023-02-02
VTI 2021 79.39 220.78 2.93 1.33 3.69 2023-02-02
VTI 2022 83.67 196.25 3.19 1.63 3.81 2023-02-02
VT 2020 45.53 72.17 1.53 2.12 3.36 2023-02-02
VT 2021 47.82 99.25 1.96 1.97 4.10 2023-02-02
VT 2022 49.77 88.79 1.90 2.14 3.82 2023-02-02

当時の価格とは
配当金の権利確定日(その日の前日までに持っていた株数に応じて配当金が支給される日)
の終値の年平均値です。

積立投資することで購入単価を抑えることができます。

2019年以降は若干足踏みしていますが
表面利回りと比較して
YOCもだんだん高まっています。

  • yocは 配当利回り × 当時の購入単価 × 100
    で計算
  • 積立投資することで購入単価を抑えられる
    yocも表面利回りよりも高くなる

積立版YOCの比較

積立投資がYOC上昇に効果があることがわかりました。
もう少し、ETFが比較しやすいように
グラフ化してみます。

参考として利回りの動きもグラフ化します。

どちらも表面利回りは下がり続けていますが
YOCは伸びてきています。

そのなかで、VTはほとんどの期間でVTIよりも高い値となっています。

  • あきらかにVTの方が配当利回り、YOCともに高い
  • どちらもYOCが3%を超えており、配当金も十分取得できる。
明らかにVTの方が優秀だったのは
このポイントだけでした。

暴落後の回復スピードはVTIとVTは互角

ご存じのように、2020年3月に大きな下落が生じました。

ここでは暴落の耐性について、
暴落後の回復のスピードを数値化し評価したいと思います。

  1. 暴落後も積立投資を継続
  2. 2019年12月1日~2020年3月31日までの期間のうち
    利益が最小値の日から数えて、
    同期間の最大利益値を超えるまでにかかった日数
    で「回復」のスピードを評価
  3. なぜこの期間かというと
    暴落の原因が世に認識され始めた時期が2019年12月。
  4. 影響がまだ少ない12月~を対象とした。

2019年12月1日~2020年3月31日の間の
利益の最小値から同期間後に最大値まで回復までにかかった日数、
最小値から最大値までの幅は以下の通りです。

ID 回復までの日数 最小~最大利益幅 更新日付
VTI 154 94.77 2023-02-02
VT 158 72.72 2023-02-02

回復までにかかった日数はほぼ同じです。
値動きの激しさはVTIの方が高いようです。

債券に比べると日数かかっていますが、
高配当株よりも格段に早い回復です(高配当株は1年くらいかかっている)

2020年の暴落に関しては
金利の利下げや市場へのマネー流出で
株価を底上げした経緯があり、

当然、これに相性がよい銘柄から徐々に上がっていきます。

よって、次の暴落で同じ動きになるかわかりませんが、
現代の対暴落政策としてはトレンドの施策のため

今後の参考値にもなると考えています。

  • 暴落に対し、
    VTI、VT、どちらも同じ期間で値を回復している
  • VTIやVTは高配当株よりもかなり回復は早かった
暴落に対する耐性はあまり変わりませんでした。

積立シミュレーション詳細

より詳しい積立シミュレーション関する情報は下記に記事を書いています。

個別に配当金を再投資した場合と再投資しない場合で
シミュレーションしています。

過去のデータをしっかり確認してから投資することは
大事なのでチェックしてみてください。

今回の結果はたまたま?反復シミュレーション

VTIとVTの勝負はVTIの圧勝という結果になりました。

これはたまたまでしょうか?

データに限りがありますが、反復試験を行ってみました。

反復試験ルール

  • 上記のシミュレーションは2008-06-26 ~ 2023-02-01までの期間めいいっぱい投資しています。
  • 2008-06-26 ~ 2023-02-01のうち、
    2008-06-26から10年間積立投資した結果を計算
    次は2008-06-26から一日ずらしてまた10年間積立投資
    これをデータのある限り反復してシミュレーション

要は2008-06-26 ~ 2023-02-01の期間から10年間を切り取りまくって
シミュレーションをしまくってみました!!

結果

2008-06-26 ~ 2023-02-01で10年積立を反復してみた結果です。

1168回、時期を少しずつずらしながら反復していますが、
表は最終的な利益率の平均値、最大値、最小値です。
単位は%です。

ETF 平均値 最大値 最小値
VTI 127.37 171.20 52.71
VT 89.47 125.44 28.33

次はこの反復試験のデータの分布をヒストグラムで表します。

やはり明らかに、VTIの方が成績が良いですね。

VTIの方が良い結果。でも今後もVTI投資でいいの?

スペック的には同程度ですが
積立投資すると明らかにVTIに投資した方が良い結果が得られました。

2010年代以降、現在までの投資で正解なのは
明らかにVTI(=米国集中投資)です。

では、今後も米国投資が良いかというと
正直微妙な部分もあります

  • 2022年のインフレ問題はまだ解決していない
  • ここ数年のリターンは異常に高い。
    平均回帰で低リターンが続く可能性はある。
  • 利上げにより、これまで米国の上昇エンジンであった
    ハイテク株が不調になると予想させる。

米国がバブル崩壊前の日本と同じ状態という人もいます
(記事を売るための誇張もあると思いますが)

いずれにせよ、手放しでVTIが良いとしてはいけないと考えます。

それでも私は米国株派です!!
 

じゃあVTの方がいいのかというと、
VTの方が微妙でVTIの方が信じられると考えています。

理由は

  • 米国がやばいからVT(全世界)というのはおかしい
  • 全世界に投資すると平均年利何%?
  • 長期投資ならここ数年~10数年程度の不調はむしろ朗報

米国がやばいからVT(全世界)というのはおかしい

米国株がダメだからVT(全世界)に投資するはおかしく思います。

なぜならVTの米国比率は6割程度を有しています。
米国が風邪を引けばVTだってただじゃいられません

また、各国の経済自体にも米国は多大な影響を与えると考えられます。
米国が不調であれば米国のグローバル企業も各国の経済に影響を与えるでしょう。

ここ数年を乗り越えれば、米国株の比率が下がり、
VTは成長するよ

おそらく長期的な視点で見ると米国株も同様に成長すると思いますが、
下記の理由でも全世界株には不安を感じます。

全世界に投資すると平均年利何%?

VTは設立間もないの検証できません。

代わりにオルカンの名で親しまれているオールカントリーワールドインデックスも調べてみましたが、
検証できるデータが2012年からとこれまた少ない。。。

私が知らないだけかもしれませんが、
全世界に投資したら株式の成長性はどれくらい期待できるのでしょうか?

VTのデータも10数年しかないので、あまり深く検証できませんでしたが、
新興国を一定%、常に含んだ状態で株価は持続的に成長するのでしょうか?

これは米国株も未来はわからないという状態は同じですが、
少なくとも過去のデータからは持続可能な成長を示しています。
一時期は米国株は終わったといわれた時代を見事克服しています。

長期投資ならここ数年~10数年程度の不調はむしろ朗報

長期投資前提であれば初期~中期の低成長は後半の飛躍の助走でしかありません。

過去データの検証ですが、
米国株は○○ショックや2000年代の低成長時代でも4年以上の積立でほぼ損はしません。

VTは過去データの検証すらできません。
なんせデータが少ないので。

まとめ

まとめ
  • VTIとVT、スペックは変わらない
  • 2008年からの積立で
    VTIはVTの約1.3倍の資産
  • 暴落耐性はほぼ変わらない
    配当金関連はVTの方が良い
  • 2010年代は米国の時代
    米国に集中投資(=VTI)が正解だった
  • 今後はそうとは限らない
    とはいえ、だからVTの方がいいというのは懐疑的
  • 結論:
    あれこれ考えず米国投資(=VTI)

投資は自己責任です。
VTの方が今後20年30年スパンで良い結果だった。ということもあり得ます。

ただ、現時点でどちらにかけるのか聞かれれば私は米国株です。

過去の検証が米国株の方がしっかりできるからです。
長期であれば特に!

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