暗号資産研究

【Python×仮想通貨】仮想通貨を複数持つことに意味はあるのか?積立利益を相関係数で分析

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こんにちは、hokkyokunです。
私は暗号資産(仮想通貨)を積立投資しています。

仮想通貨というと投資というより
ギャンブルという印象を持つ方がいらっしゃると思いますが、

マイナー通貨はともかく、
ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨に関して言えば
少なくとも2013年以降、想像よりも手堅く資産は増加しているようです。

詳しくはこちらに
分析した記事があります。

私はメインの投資は引き続き米国株を軸としつつ
ビットコインとイーサリアムにも定額で積立投資を開始しています。

また、マイナー通貨についても
積立投資を検討中です。

一方で、少し疑問に思ったことがあります。

仮想通貨って何種類も投資するべきなの?

この疑問について考えたいと思います。

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通貨ペアによって利益は変わる

プログラミング言語のPythonを用いて
通貨ペアごとに積立結果をバックテストしています。

https://www.hokkyokun.com/python-x-%e4%bb%ae%e6%83%b3%e9%80%9a%e8%b2%a8%ef%bc%88%e6%9a%97%e5%8f%b7%e8%b3%87%e7%94%a3%ef%bc%89%e6%8a%95%e8%b3%87%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%e3%80%80%e6%9c%80%e3%82%82%e5%88%a9%e7%9b%8a/

仮想通貨を数年積み立てた際、最も利益の出た通貨ペアを分析しています。
結論としては仮想通貨の種類によって結構利益率は変わります。

ただし、これは最後の結果であり、
途中の経過、例えば上昇や下落は通貨によって変わるかどうかはわかりません。

動きが変わるのであれば
暴落時などに少しは損失が軽減されるかもしれません
仮想通貨の暴落はとてつもないですからね(笑)

Pythonを用いてデータの相関係数を計る

相関係数とは

Pythonというプログラミング言語を用いて
仮想通貨について分析を行っています。

相関とは
二つ以上の変数がどの程度類似しているかを表す指標です。

-1~1までの範囲で
1は正の相関
0は全く相関がない
-1は逆相関となります。

Pythonを使って相関のある変数をグラフ化してみました。

正の相関(相関係数0.9)
負の相関(相関係数-0.9)
無相関(相関係数0)

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分析準備

分析を行う上での準備ですが、
データはCryptowatchというウェブサイトから取得しました。

こちらにその様子を記事にしています。

このデータを取得し、
価格データの相関係数や積立シミュレーション(バックテスト)を行いました。

これらはすべてPythonというプログラミング言語を用いています。
Pythonは直感的にプログラムを作ることができ、
情報もたくさんあるので初心者におすすめのプログラミング言語です。

データはある程度、量が必要なので
5年以上データが確保できる通貨ペアに絞りました。
下記の通貨ペアとなりました。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • リップル
  • ステラルーメン
  • ベーシックアテンショントークン
  • イーサリアムクラシック
  • ライトコイン
  • ビットコインキャッシュ

通貨データから相関係数を計算

まずは仮想通貨の価格データから相関係数を確認してみます。

ビットコインイーサリアムリップルステラルーメンベーシックアテンショントークンイーサリアムクラシックライトコインビットコインキャッシュ
ビットコイン10.920.740.690.880.720.770.23
イーサリアム0.9210.790.610.860.850.690.23
リップル0.740.7910.840.810.820.850.64
ステラルーメン0.690.610.8410.720.640.880.77
ベーシックアテンショントークン0.880.860.810.7210.710.790.38
イーサリアムクラシック0.720.850.820.640.7110.690.41
ライトコイン0.770.690.850.880.790.6910.71
ビットコインキャッシュ0.230.230.640.770.380.410.711
一般的に0.7以上は強い相関がある。 
相関が低い組み合わせを赤くしています。

ポイントは以下の通りです。

  • ほとんどの組み合わせで強い相関がみられる
  • つまり上がるときはほとんどの通貨で上がり、
    下がるときはほとんどの通貨で下がっている。
  • ビットコインキャッシュだけ
    少し動き方が違う

どの通貨も同じように上がったり下がったりしていることが確認できました。

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相関係数(積立投資した利益)

価格自体は強い相関があることがわかりました。
では、積立した場合もそうでしょうか?

実際に計算してみます。

  • 2018/2/20~2023/2/21までの期間で積立シミュレーション
  • 毎月、月初に100ドル購入し、
    利益率の推移の相関性を計算
  • 相関が高いと利益率は同じように下がったり、上がったりするはず

結果は以下の通りです。

ビットコインイーサリアムリップルステラルーメンベーシックアテンショントークンイーサリアムクラシックライトコインビットコインキャッシュ
ビットコイン10.910.850.910.880.720.900.77
イーサリアム0.9110.890.790.860.870.780.65
リップル0.850.8910.860.870.860.850.79
ステラルーメン0.910.790.8610.840.720.930.87
ベーシックアテンショントークン0.880.860.870.8410.720.850.76
イーサリアムクラシック0.720.870.860.720.7210.710.69
ライトコイン0.900.780.850.930.850.7110.92
ビットコインキャッシュ0.770.650.790.870.760.690.921

ポイントは以下の通りです。

  • 単純な価格の相関性と同程度か、
    さらに強い相関性が見られる。
  • 利益率は同じように上がったり下がったりしている。
  • ただし、だからと言って
    最終的に同程度の利益率になるとは限らない。

つまり、仮想通貨を複数同時に積立しても
分散にはならないが、利益率は大きく変わる

ということになります。

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たまたま近かった? 積立投資を反復して相関係数を計算

上記のデータは2018/2/20~2023/2/21までの
三年間の期間一発勝負です。

たまたま、強い相関になるような期間であった可能性もあるので
期間を少しずつずらしながら三年間の積立結果を分析してみます。

例えば2020/2/21~2023/2/21までの
ビットコインとイーサリアムの相関係数は0.842563ですが

2020/2/20~2023/2/20では0.842617です。

これらをデータがある限り一つずつ計算し、
平均値でまとめてみました。

ビットコインイーサリアムリップルステラルーメンベーシックアテンショントークンイーサリアムクラシックライトコインビットコインキャッシュ
ビットコイン10.890.780.920.840.620.910.76
イーサリアム0.8910.850.820.830.820.820.72
リップル0.780.8510.820.830.800.820.79
ステラルーメン0.920.820.8210.810.660.920.84
ベーシックアテンショントークン0.840.830.830.8110.680.840.76
イーサリアムクラシック0.620.820.800.660.6810.680.75
ライトコイン0.910.820.820.920.840.6810.92
ビットコインキャッシュ0.760.720.790.840.760.750.921

ポイントは以下の通りです。

  • 期間をずらしながら計算しても
    利益率の相関性はかなり高い
  • どの期間を切り取っても
    分散効果はほぼ期待できない。

まとめと投資戦略

分かったこと

今回わかったことは以下の通りです。

  • 仮想通貨はどの通貨を見ても同じような動きをしている
  • どの通貨を積立しても同じタイミングで下落、上昇を繰り返す。
  • ただし、最終的な利益率は通貨によって
    全く異なる。

ビットコインとイーサリアムの相関係数は高く、
下がるときは同じように下がっています。

ただし、利益率はかなり差がありますので
どちらに投資しても効果は同じということではありません。

https://www.hokkyokun.com/python-x-%e4%bb%ae%e6%83%b3%e9%80%9a%e8%b2%a8%ef%bc%88%e6%9a%97%e5%8f%b7%e8%b3%87%e7%94%a3%ef%bc%89%e6%8a%95%e8%b3%87%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%e3%80%80%e6%9c%80%e3%82%82%e5%88%a9%e7%9b%8a/

投資戦略

これを踏まえて私の戦略です。

  1. ビットコインとイーサリアムに同額で積立投資
  2. ビットコインキャッシュに少額で積立投資

①は実績があり、比較的順調に価格を伸ばしているので
ミドルリスクミドルリターンを狙います。

②はハイリスクハイリターンです。

なぜビットコインキャッシュかというと
ここ3年、5年スパンで見るとかなり悲惨な利率ですが
ここ1年で見るとかなり損失は抑えられてきています。
(詳しくはランキングを参照)

価格は下がっている+損失が底を打ってきたので、リスクをとって買ってみます。
(価値ゼロになってもいいように投資金額は少なめです)

また、仮想通貨内での相関性はかなり高いので
分散投資の意味はないです。

なので反対の動きをするペアを見つけて
うまく損失を相殺させるという手法は不可能
だと考えています。

単純に実績のある通貨と
損失が大きく、ここ1年改善されてきた通貨にしぼって
投資していきます。